都立高ツーブロック禁止で議論沸騰 厳格校則と合格実績との関連は?

2020年07月18日 11時30分

「ツーブロック」を巡る校則の是非が、連日話題になっている。ツーブロックとはサイドを短く刈り込むなどして、上部の長い髪と段差をつけるヘアスタイルのことだ。

 落語家の立川志らくが17日、TBS系「ひるおび!」で「校則はある程度必要。だけど、校則の一点張りでは教育者として失格。なぜこの校則が大事なのかっていうのを説明できるのならいいんだけれども」と話した。16日には、社会学者の古市憲寿氏や教育評論家の尾木直樹氏らが、ツーブロックを禁じる校則を批判している。

 きっかけは「都立高校の校則、なぜツーブロックはダメなのか」と共産党の池川友一都議会議員が投稿した動画。3月12日に実施された都議会予算特別委員会の問答が収録されている。ツイッターで今月14日にトレンド入りした。

 池川都議が「なぜツーブロックはダメなのか」と尋ねると、藤田裕司教育長は「外見等が原因で、事件や事故に遭うケースなどがございますため、生徒を守る趣旨から定めているものでございます」と回答している。

 つまり、ツーブロックは不良の髪形なのか? ツーブロック禁止の真意は何だろうか。

 教育関係者は「勉学に専念するように、余計な色気を髪形に出すなというのが、教育界の本音ですよ。ツーブロックは、上を伸ばしているので、パンクロックのようにツンツン立てたりして、非行に走りやすいという先入観を持つ教職員は昔から多いです」と語る。この教育関係者は、都立高校教諭を定年まで勤め上げ、教育委員などを経て引退した70代の男性だ。

 一方で、ある大手進学塾講師は「麻布、筑波大学附属駒場といった東大合格者の多い名門進学校には、校則がゆるくて、髪形にも厳しくないところが少なくありません。一方、日々の頭髪検査など厳しい校則で管理する東京近県の私立高校は一時、東大合格者を多く出しましたが、その後、偏差値が30ポイントも低下してしまいました。厳しすぎる校則は、視野の狭い管理側の自己満足でしかないのでしょうね」と指摘している。