ツイッターおバカ画像でそば店が初の破産

2013年10月19日 16時00分

 学生バイトのツイッターおバカ画像がきっかけで閉店した東京・多摩市のそば店「泰尚(たいしょう)」が、9日付で東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。民間信用調査会社「帝国データバンク」東京西支店が18日に発表した。破産管財人によると負債総額は約3300万円。従業員のおバカツイッターが原因で、外食チェーンの一部店舗が閉店した例はあるが、個人経営の店が破産に追い込まれたのは恐らく初めて。


「そばのうまい店」で評判だった泰尚に“ツイッター爆弾”が投下されたのは、よりによって長崎原爆記念日の8月9日。学生バイトが厨房の大型食器洗浄機に体を入れた画像をツイッターでアップしたことが発覚、ネットで炎上したのだ。その画像は学生が7月にアップしたもので、店の茶碗をブラジャーのように裸の胸に押し当てた5月のツイッター画像も発掘され、拡散した。


 これにより泰尚は営業をやめる羽目に。閉めたシャッターには「この度、一部の従業員達(多摩大学学生)による不衛生な行為により、営業を停止させて頂く事になりました」と張り出した。


 泰尚は1984年創業。昨年9月に創業者のご主人が他界し、町田市内の2店舗を閉め、この多摩市に唯一残った店舗を奥さんが切り盛りしていた。近所住民によれば「(女性店主だけに)アルバイトにナメられていたところがあった」といい、ネットの口コミサイトでも「接客態度がひどい」と書かれるほど、バイトの評判が悪かった。近所の飲食店主も「泰尚さんは(バイトの)ハズレを引いた」と同情するほど(本紙既報)。


 破産管財人は店主と話し合い、おバカバイトへの損害賠償請求を検討するという。日大・板倉宏名誉教授(刑法)は「最低でも1000万円、理屈を言うと負債総額分は学生から取れると思いますが、慰謝料込みで5000万円ぐらいは取れる」と断言。悪ふざけの代償は相当高くつきそうだ。