安倍首相 横田めぐみさん父の訃報で心労ピーク…「Go To」を「強盗」と言い間違い

2020年06月09日 16時11分

 安倍晋三首相(65)が新型コロナウイルス感染拡大で冷え込む観光業や飲食店を支援するための「Go To キャンペーン」事業の「Go To」を「強盗」と言い間違える大ハプニングを起こした。

 野党は8日の衆院本会議で、第2次補正予算案(12日成立予定)の審議入りに際し、「Go To事業」の委託費が多いとして安倍首相を厳しく追及した。

 安倍首相は、野党議員が代表質問で「ネット上では『強盗キャンペーン』だとやゆされている」という批判を受けると、「今回のごうとう、ごうとう…強盗ではありません。ゴー・トゥーです」と言い間違え、訂正する場面があった。

 なぜ安倍首相は国会の本会議で言い間違えたのか。

 政府関係者は「桜を見る会、賭け麻雀で辞職した東京高検の黒川弘務前検事長の問題、それに新型コロナ禍で本人は『外国と比べて感染者は少ないのに、なぜ批判されるんだ』と相当のストレスと疲れをため込んでいましたからね」と話す。

 さらに安倍首相に厳しい視線が注がれた出来事があった。この日、川崎市内の教会で葬儀が行われた北朝鮮拉致被害者、横田めぐみさんの父、滋さんの訃報だった。

 政権の発足後、安倍内閣の最重要課題として拉致問題の解決を目指してきたが、進展のメドが立っていない。

「安倍首相が頼りにしているトランプ米大統領が北朝鮮問題に関心を示さなくなっています。今月の主要7か国首脳会議も新型コロナの影響で9月に延期です。トランプ氏と会談できない状況で拉致問題を前に進める状況でなくなり、一層厳しくなります」(自民党拉致議連関係者)

 野党の質問に引っ張られて言い間違えた安倍首相。一日も早く国会を閉じたいのが本音のようだ。