クラゲ発生で関西電力またピンチ

2012年06月26日 12時00分

 関西電力に一難去ってまた一難。関電は22日、クラゲが大量に発生した影響で大阪と兵庫にある火力発電所の計4機の出力を抑制していると発表した。


 出力を抑制しているのは南港発電所2、3号機と姫路第2発電所4、5号機。関電によるとタービンを回した蒸気を冷やすために海水を使用しているが、クラゲが大量発生しているために十分に取水ができないという。

 関電担当者は「大量発生しているのはミズクラゲ。取水口の周りにはクラゲの侵入を防ぐネットがある。しかし、プカプカ浮いているはずのクラゲが大量すぎて海中で重なるように下に下に入っていってる。ネットもギュウギュウ。それで網の隙間から入った」。

 さらに取水口にはクラゲやゴミなどを取るための装置があるが、その処理能力を上回るクラゲが侵入してしまったため、出力を抑えているという。供給力は合計90万キロワット減少している。

 原因は海中のプランクトンの多さにあり、5月からクラゲが大量に発生し始めたという。関電担当者は「例年7月に入るとクラゲの数が減るので電力の供給に大きな影響はない」としている。

 だが、同様にクラゲが大量発生した2008年は電力需要のピークとなる8月にも出力を抑制したことがある。「そのときは原子力も多く稼働していたから」と大飯原発のみ稼働する今夏と状況が違うという。