早くも都内で“クラスター”発生 全国で忍び寄る「第2波」の危険

2020年05月29日 16時00分

 再び緊急事態宣言も!?

「ステイホーム」が解除され、街にも徐々に活気が戻ってきたところで28日、全国で不気味な兆候が表れ始めた。

 東京・小金井市の「武蔵野中央病院」では“院内クラスター”が発生。病院によると、21日に精神科の閉鎖病棟を担当する職員1人の感染が判明。その後、濃厚接触者らの検査を進め、同じ病棟の入院患者5人や看護師と職員4人の陽性が確認された。他にも発熱の症状を訴えている入院患者がいるという。

 緊急事態宣言解除後、初の集団感染。小池百合子都知事は同日、「クラスターが疑われている病院があります」とした上で、抑え込みの方策について語った。

 東京都ではこの日、新たに15人が新型コロナウイルスに感染していることが判明。27日の11人、26日の10人に続き、3日連続で2桁となった。15人のうち、武蔵野中央病院で判明した9人の集団感染のうち1人が含まれている。感染経路が不明なのは8人。

 嫌な予感を抱かせるのは、27、28日の新規感染者のうち、飲食や接客業に携わる人が複数いたこと。都の担当者は20~30代の男性が目立つと分析した。

「3月下旬から感染が急拡大した時も、飲食店やキャバクラ、スナックなど“夜のお店”を経由したものが多かった。現在、感染ペースは3月中旬ごろに戻ったとされるが、油断すれば、再び同じようなことが起きる。気をつけなければならない」(飲食店経営者)

 北九州市では“第2波”の危険が迫っている。同市では28日に新たに21人の感染が明らかになり、23日から6日連続で計43人の感染を確認した。感染者の多くは経路が分かっていない。4月30日~5月22日は感染確認がゼロだった。

 北橋健治市長は「このまま続くと感染拡大の第2波に襲われる」と警戒。市は28日から43施設を臨時休館し、厚生労働省のクラスター対策班による感染経路の調査が始まった。油断は禁物だ。