税務署のヌル過ぎる実態

2012年06月25日 18時00分

 消費税増税が既定路線となった今、その税金を徴収する税務署のあきれた実態を暴露した元国税庁調査官がいた。

 

 一般のサラリーマンなら税金は給料から天引きされるため、税務署の業務内容を詳しく知る人は少ないのではないだろうか。日夜、税金徴収に忙しく動き回っているのかと思いきや、どうもそうではないらしい。「元国税調査官が暴く 税務署の裏側」(東洋経済新報社刊)の著者で、元国税庁調査官の現税理士・松嶋洋氏(32)は「楽な仕事です」と言い切る。

 

 税務署の繁忙期は4~5月と9~12月上旬に集中する。「年末や1月は忙しいので企業には相手にされない。同じく2~3月は確定申告で忙しい人が多い。8月はお盆で企業が休み。6~7月は年度の切り替えで職員の異動があって動けないんです」。極端に言うと、およそ半年しか本気で働かないのだという。職員は家賃1万円の寮に住めるから、給料はたまる一方だという。

 

 また、調査官には〝おいしい特権〟もある。「一般客を装って、飲食店などの調査を行うのですが、その経費が数万円以上ということが多いんです」。松嶋氏も調査官時代に、あるすし店に仲間と3人で潜り込んだ。「そのときに、上司が『いくらでも中トロ食べていいぞ』と。さすがに驚きましたね」

 

「税務署職員も公務員です。増税するより先に、公務員給与を半分にしてもいい」と話す松嶋氏の主張を税務署職員はどう聞くか。