意外と楽しい!?「マスク着用キャバ」レジェンド嬢2人は本紙に伝授・新しい「夜の生活様式」

2020年05月23日 16時00分

元歌舞伎町ナンバーワンの愛沢えみり

 一般社団法人「日本水商売協会」が22日、都内で記者会見し、ナイトクラブやキャバクラなど接客を伴う飲食店向けに新型コロナウイルス対策をまとめたガイドラインを発表した。驚いたのは、接客時のマスク着用を必須としたこと。実現すれば“夜の生活様式”が劇的に変わるが、本紙は元“歌舞伎町ナンバーワンキャバ嬢”の愛沢えみり(31)と、元“日本一稼ぐキャバ嬢”「エンリケ」こと小川えり(32)に「マスク必須」の楽しみ方を聞いた――。 

 キャバクラやバー、ナイトクラブなど夜間接客を伴う飲食店ではクラスター(感染者集団)形成が報告されたこともある上、「密閉、密集、密接」という、いわゆる“3密”業態だけに、休業要請の解除に関しては厳しい状況だ。

 会見では、ある大手キャバクラグループの50店舗が閉店に追い込まれたことが明らかに。経営悪化により休業要請の解除を待たずに再開する店も増えており、日本水商売協会の代表理事・甲賀香織氏は「日々の生活のため、生きるためにやむを得ず営業してしまっている状況がある。無防備ではなく、慎重に営業をしていただきたい」と訴えた。

 同協会が作成した、自粛明けの運用を想定したガイドラインは本紙でも既報したが、この日の会見で詳細を説明した。店内では席の間隔を空けることや、入店時の検温による体調確認の徹底。定期的な換気、30分に1度のこまめな手洗いとうがい、入退店時の消毒なども記載され、感染者が出た際は保健所の調査に最大限応じるとしている。

 また“夜の生活様式”を根底から覆すものも。スタッフ・キャスト(ホステス、ホスト、キャスト、ママなどの総称)、そして客共通の「必ずやるべきこと」として「マスク着用。飲み物を飲む時以外は外さない」と定められた。

 お気に入りのホステスの顔を見ることができないなんて…。マスク着用が義務付けられたら、キャバクラ愛好家には悲しすぎる日々が待ち構えるが、それをポジティブに捉えるのは、これまで多くのメディアで取り上げられてきた元“伝説のキャバ嬢”の2人だ。

 会見には、銀座や歌舞伎町など都内の繁華街経営者らも出席。元“歌舞伎町ナンバーワンキャバ嬢”で、現在は店舗プロデュースやファッションブランドなどを手がける愛沢えみりと、元“日本一稼ぐキャバ嬢”として知られ、現在は銀座で飲食店を経営する「エンリケ」こと小川えりも顔を揃えた。

 実は今回、マスク着用を提案したのも愛沢だ。

「ガイドラインのお話があったときに、これまで通り営業するのは難しいと考えて、『マスク着用』は絶対にしなければならないことなのかな、と。キャストさんとお客様がお話をするお仕事なので、マスク着用は考えられなかったことではあるんですけど、プラスにしていかないと。“マスクがあった方がかわいく見える”、それぐらいの気持ちでやっていかないと営業ができない」

 一方、小川は「安心して来てもらうのが一番。慣れていくんじゃないですかね。当たり前にしていかないと」と語った。

 愛沢は、自身が手掛けるキャバクラですでに“マスク接客”をシミュレーション済みだとか。

 愛沢は「お客様とキャストを1メートル離して接客をしてみました。1メートル空けた状況でも一緒にいれる空間が楽しいという意見もあった。スタイルは変わってしまうけど水商売ならではの愛というか、楽しく接客はできるのでは」と光を見いだしていた。

 マスク着用のキャバ嬢は顔が見えないだけに、人気獲得も難しい面がありそう。だが小川は「マスクをしていようがしてなかろうが、楽しませる力が大事になってくると思う。コミュニケーション術と気遣いは今までも大事ですし、それがより大事になってくると思う」と指摘。

 愛沢も「私も同じで、キャバクラの営業は見た目で指名を取っていたりするけど、やっぱり最後に人気になれるのは愛嬌や空間の中での気遣い」と続けた。

 もっとも愛沢は「こういう時代ですから。いつかマスクを取れた時に『ああ! こういう感じの子だったんだ!』と、それを楽しみに…。そうなってもらえたら」と笑顔で前を向いた。