続く緊急地震速報に首都圏ヒヤリ コロナ禍最中に大地震が襲ったら…

2020年05月07日 16時00分

 ゴールデンウイーク中に千葉県で震度4の地震が連発し、首都圏を襲う大地震の前触れではないかと危惧されている。コロナ禍の最中に、大地震でも起きれば、より大惨事となりかねないが…。

 関東エリアで携帯電話やスマホに、けたたましい緊急地震速報の警告音が鳴り響いたのは6日午前1時57分。千葉県北西部を震源とするマグニチュード(M)5・0で、千葉市では最大震度4を観測した。

 4日午後10時7分にも千葉県北東部を震源とするM5・5、同県東金市などや茨城県で震度4を観測する地震が発生し、同じく緊急地震速報が流れた。フジテレビ「直撃LIVE グッディ!」の安藤優子キャスターは6日の警告音時に慌てて、起きた際に左ふくらはぎを肉離れしてしまったほどだ。

 専門家の間では先月から茨城、千葉を震源とする震度3~4の地震が複数回起きていることから、プレートが活発化しているとの見方が多い。このエリアで大地震が発生した場合は、首都圏全体に影響を及ぼすため、長らく警戒されている。とはいえ、あまりにタイミングが悪過ぎる。

 いうまでもなく新型コロナの影響で緊急事態宣言が出ており、外出自粛が要請されている最中だ。元東京消防庁消防官で防災アナリストの金子富夫氏は「もし大地震が起きれば、非常に混乱することが予想されます。防災体制はコロナ禍以前からできていて、消防団も駆け付けられるが、心配なのは救急医療。コロナ対応で医療機関の病床がひっ迫していて、手一杯の状況ですから軽症者をどうするのかの問題が出てきます」と指摘する。

「複合災害時には災害規模の大きい方への対処が優先されなければならない。避難所が3密になって、コロナ感染リスクがあるにしても、場所がなければしようがない。落ち着いた時点で、次の対応をしていかないといけない」(金子氏)

 大地震時にはコロナ対策も二の次になるのは仕方がないということだ。非常時に慌てないためにも普段から2週間、自宅避難で過ごせるように備蓄しておくことが肝心だという。