“重病説”金正恩氏 与正氏の後継発表なければ影武者登場も

2020年04月30日 16時00分

3月、北朝鮮軍の訓練を指導した正恩氏だが…(朝鮮通信=ロイター)

 北朝鮮は、来月中に金正恩朝鮮労働党委員長の後継者として妹・与正氏を発表するのか、逆に正恩氏の“重病説”を否定するのか…世界が注目している。

 トランプ大統領は先日に行った会見で、正恩氏の健康状態が「だいたい分かっている。私からは言えない」と明かした上で「遠くない将来にあなたたちも知るだろう」と話した。

 韓国の国会立法調査処は、29日に発表した報告書「北の党政治局会議と最高人民会議第14期第3次会議の分析と示唆点」で、正恩氏が与正氏に後継者の地位を与える可能性があるとの見通しを示している。

 正恩氏の後継者と目される与正氏は、故金正日総書記の娘として1987年9月26日に生まれた。2018年に韓国の平昌で開かれた冬季五輪に正恩氏の特使として派遣され、国際デビューを果たしている。

「与正氏は父の正日氏が死去した際、正恩氏の後ろにポツンと立った姿が初めて確認された。その後、正恩氏をそばでサポートした。しかし不安は、骨関節結核を患っていると伝えられ、長期政権を築けるのか微妙です」(朝鮮半島情勢に詳しい関係者)

 海外メディアが正恩氏について「危篤」「脳死状態」とも伝えているが、日本の公安関係者は「正恩氏は表舞台に登場する前、深夜に平壌市内をスポーツ車で走行中、交通事故で死亡したと伝えられたことがある。本当なら、その後、公の場に姿に登場してきた“正恩氏”は影武者です。つまり、その影武者の“正恩氏”が今、危篤状態だとしても、ほかの影武者を立てて重病説を否定できる国です」と明かす。

 北朝鮮の動向から目が離せない。