GW中はPCR検査が減少傾向…感染者数が「実態と乖離」の可能性

2020年04月28日 16時00分

 国内での新型コロナウイルスの感染拡大はピークアウト間近なのか? 

 東京都は27日、新型コロナの感染者数が39人と発表し、2日連続で100人を下回った。新薬投入や紫外線に弱いとの話も後押しして、“コロナ一服”のムードも漂い始めてきたが…。

 都内の感染者数が50人を下回るのは3月30日以来。前日が日曜日でPCR検査数は少なく、毎週月曜日の発表は少ない数字になっているが、先週からは明らかに鈍化している。

 厚労省クラスター対策班の西浦博・北海道大教授は、都の動画サイトで「感染者数自体は明確に減少してきている。ゴールデンウイーク(GW)はステイホームで接触8割減で流行を早く終わらせるよう協力してもらいたい」と話した。

 ここにきて明るいニュースが多くなってきた。

 米国土安全保障省長官の科学技術顧問ウィリアム・ブライアン氏が「太陽光がウイルスを不活性化させる」と話し、夏になればウイルスを封じ込みできると話した。

 また、安倍晋三首相は27日、エボラ出血熱の治療薬「レムデシビル」が近く薬事承認されるとし、抗インフルエンザ薬の「アビガン」も早期承認する意向を示した。

 早期終息に希望が見えたようだが、油断大敵。先月までタイに滞在していた男性は「日本の8月ぐらいの暑さで太陽がサンサンと照らしていたけれども、新型コロナは普通に蔓延していた」と話す。

 タイはこれまで約3000人の感染者が出ている。医学界では太陽光でウイルス消滅に一定の効果は見込めるが、一掃できるとの説は信ぴょう性が低いとの疑問の声が多い。

 自粛疲れとここにきての楽観ムードで、気晴らしに出る動きも見えてきた中、小池百合子都知事は「GWはもともと連休で検査の件数も落ちることが想定できる」と警鐘を鳴らす。

 GW中、発表される感染者数が減少したとしても、検査数が少ないため実態とは大きく乖離している可能性もあり、「緩むことはできない」と小池氏は引き締めに躍起だ。