韓国が狙うミャンマーTV支配

2012年06月23日 18時00分

 人気ロックバンド「U2」のボノ(52)とアイルランドで〝バースデー合体〟したニュースが世界中を駆け巡ったアウン・サン・スー・チー氏(67)の母国ミャンマーが、韓国に狙われている。

 

 人件費の安さ、真面目な国民気質から今後の経済発展が見込まれている同国では「金融機関も進出してくる日本企業には積極的に融資している」と経済アナリスト。もちろん、日本だけでなく韓国などの諸外国も商機を逃すまいと狙っている。特に韓国が目をつけているのは放送事業だ。

 

 動きはすでに表面化しつつある。日本メディアと海外メディアを結ぶコーディネーターは「韓国人グループがミャンマーでテレビチャンネルを買い取るため、資金集めをしている」と説明する。この1か月で集めた資金20億円をもとにアニメコンテンツの獲得が目的なのだ。

 

「日本のアニメはエロ系を除き、良質なコンテンツとして世界的に認められている。対外的に売り込みやすく、放送のために本採用されやすいという側面がある」(シンクタンクでアジア情勢をリサーチする研究員)。だが、本当の狙いは、「テレビ局を作ること」(先のコーディネーター)。

 

「今のミャンマーは、軍事政権が長く続いたせいで、戦後の焼け野原だったころの日本のように早い者勝ち的な状況」と先の研究員は話す。テレビ局を作り、表向きは現地人らが番組制作をしているように見せかけその実、資本提供しているから自国に都合のいい番組編成にするなんてこともできるわけだ。

 

 一方、わが日本のテレビ業界はというと「自ら進んで韓流ドラマや歌手のキャンペーンを流しているような局があるくらいだから、ミャンマー進出なんて期待できないでしょう。それこそ家電のテレビ同様に韓国にやられっぱなしになりそう」(テレビ関係者)。

 

 確かに現状を見る限り勢いのない日本のテレビ局では無理か。