福井県の“マスク購入券”に絶賛の声

2020年04月20日 16時15分

 県民の声に応え、福井県が動きだした。早い者勝ちではなく、マスクを買う権利が平等に与えられるのは良案だ。

 福井県は19日、新型コロナウイルスの影響でマスクが入手困難になっていることを受け、50枚入りの不織布マスクの箱(2350円)を2箱まで買うことができる購入券を、県内全世帯に当たる29万世帯に1枚ずつ配布すると発表した。購入券は、郵便局を通じて配送される。

 生活雑貨などを販売するフジコンコーポレーション(同県鯖江市)と県外企業の2社から県が仕入れ、県内全市町に店舗があるドラッグストア「ゲンキー」の全64店舗で販売する。

 県は既に30万箱を確保しているが、購入希望者が集中した店舗では品切れになる可能性もある。仮にマスクが不足してしまった場合は、追加で調達するなどして対応するという。

 23日から購入券の郵送を始め5月10日まで販売する。

 新型コロナは、飛沫感染と接触感染により感染すると言われており、マスクの需要は増えるばかり。

 ドラッグストアに問い合わせても「マスクの入荷は未定」と答える店がほとんどで、マスクが買えない“マスク難民”が続出している状態だ。

 同方針にツイッターでは「いいアイデアだと思う」や「全国で実施してほしい」など絶賛する声の一方で「購入券を転売する人が出てきそう」という懸念の声も上がっている。

 県の担当者は「『マスクが入手困難になっている』という県民からの声もあり、このような方針を考えた。マスクの転売は法律で禁じられているが、購入券についても転売しないように注意を促している。今回の取り組みは、期間を定めて試験的に実施する」と話している。