五輪決定圧勝劇の裏 北朝鮮が「4票」に協力

2013年09月10日 11時00分

 神風は誰が吹かせたのか? 7日(日本時間8日)にアルゼンチン・ブエノスアイレスで行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会で、2020年夏季五輪開催都市が東京に決定した。福島第1原発の汚染水問題で逆風が吹きまくるなか、トルコ・イスタンブールとの決選投票では60票―36票と圧勝する予想外の展開。大逆転招致の舞台裏では、日本を敵視してきたあの国がなんと「4票」も入れてくれたのだという。

 

 誰もが予想しなかったまさに大逆転の圧勝劇だった。数日前まで「東京がリード」と報じられながら、福島第1原発の汚染水問題が浮上したことで、東京の売りだった安全面の評価がガタ落ちした。逆にフェリペ皇太子(45)がロビー活動に奔走するスペイン・マドリードが猛追しているとされ、形勢が逆転したかに見えた。


 ところが、ふたを開けてみれば1回目の投票で東京が42票を獲得。最下位を決める投票でライバルと目されたマドリードが落選すると、イスタンブールとの決選投票では60対36と大勝した。気品と知性があふれ出た高円宮妃久子さま(60)のスピーチや、安倍晋三首相(58)の説得力ある演説が功を奏し、もともとあった信頼を取り戻した模様だ。


 前回の2016大会招致に失敗した反省を生かし、東京は招致のカギを握るロビー活動から徹底して見直しを図った。その力の入れようは「前回とは比べものにならない」(招致関係者)。政財界、教育界、スポーツ界すべてのレベルで大々的にIOC委員への働きかけが行われた。そんななか「われわれ日体大は、11票に貢献したと自負している。アジア、アフリカからの票固めに協力しました」と目を細めたのは、日体大の松浪健四郎理事長(66)だ。

 

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