コロナ不況でキャバクラ“投げ売り”状態

2020年04月13日 16時15分

LINEで売りに出されたキャバクラ

 コロナ不況でキャバクラやバーの投げ売りが始まった!?

 あれだけ繁盛していた都内好立地のバーやキャバクラも、新型コロナウイルスの影響で経営が急速に悪化。7日の緊急事態宣言がダメ押しとなり、早くも“あきらめ閉店”や“見切り売却”が相次いでいる。

 本紙が入手したのは、山手線駅近くの好立地のバーとキャバクラの売却依頼のLINEだ。一つは約10坪のバーで、カウンターのみ10席で、家賃は17万円、管理費は1万円。経費を含めて350万円で譲渡するという。

 もう一つは目黒区にあるキャバクラで家賃75万円、管理費5万円などの条件で32坪。店を丸ごと売りに出していて、男性従業員4~5人、コンパニオン20人の雇用も要望している。月の売り上げはコロナ感染の拡大が見えだした2月で1000万円。純利益は100万円という。売却希望価格は2200万円だ。

「本来ならば、きちんと不動産業者や仲介人を通して売買するが、この状況下では一日も早く売りたいのだろう。LINEで方々に売却を持ち掛けている。金額も投げ売りと言っていい値段。二束三文にしかならないが、持っていても負債が増えるだけ。政府が飲食店の損失補償を拒否したことも大きい。今後こうした売却依頼は増えていくでしょう」と業界関係者。

 他方で、この機に乗じて安く買い叩く業者も存在する。同じようにLINE上では「会社の規模は問いません」「赤字でも大丈夫です」といった文言で、会社の売却を募集するメッセージが飛び交っている。

「不況時に必ず起きるプレーヤーの入れ替えだ。コロナで夜の繁華街の勢力図は一変するかもしれない」(別の関係者)

 コロナ不況はリーマンショックの比ではない。まずは夜の街で地殻変動が生じているが、ゆくゆくは大手企業でも同様の投げ売り、買収が起きるかもしれない。