ソフトクリーム専門店「ミニソフ」で攻勢もミニストップ復活の険しい道のり

2020年04月11日 16時00分

ミニストップのソフトクリーム専門店「ミニソフ」

“原点回帰”で復活を目指す! ソフトクリーム国内シェアナンバーワンのコンビニエンスストア「ミニストップ」が8日、オンラインで決算説明会を行い、ソフトクリーム専門店「ミニソフ」を積極的に展開していくことを明らかにした。「ミニストップ」と同じ原材料を使用し、北海道産生乳でコクを、空気を練り込む製法でよりなめらかな口当たりを実現し「食べるソフト」と「飲むソフト」といった専門店ならではのメニューを用意。取扱商品は店舗によって異なるが、ラインアップは約20種類ある。

 今年3月、神奈川・横浜ポルタにオープンした店舗では、コロナによる影響が出るまで1日当たり約300人が来店し、売り上げは10万~15万円を記録するなど順調に推移。同社の藤本明裕社長は「女性、カップル、ファミリー客を想定していたが、意外と男性客が多くて3割くらい買ってくれている」と手応えを語った。今後は東名阪を中心に100店舗を目指す。

 また10日には「ソフトクリーム新バニラ」(税別218円)を発売する。今年創業40周年を迎える同社が創業以来販売しているソフトクリームの6代目の商品で「牧場をイメージしたミルク感の強いソフトクリーム」に仕上がったという。(「ミニソフ」での切り替えは5月下旬予定)

 流通ウォッチャーの渡辺広明氏は「ミニストップ復活の道は険しいものになりそうだ」と指摘する。国内店舗数は1997店舗(2019年度末時点)で、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンには大きく水をあけられ、2月期決算では営業損失が30億3100万円まで膨らんでいる。

「昨年7月からのおにぎり全品100円で集客を改善させたのはピンチを挽回する策としては非常に有効だったが、コンビニ全体で価格競争をすると結局、利益が下がってしまいますから横へと広げることが難しい。最大の強みであるソフトクリーム専門店で攻勢をかけるのは良いアイデアだと思いますが、逆にいうとその利益だけで立て直せるかどうか」と渡辺氏はみている。