ツイッターで情報共有「日本一のゲイタウン」の助け合い精神

2020年04月08日 16時25分

 新型コロナウイルスが「日本一のゲイタウン」新宿2丁目を直撃している。

 400軒ほどの飲食店が軒を連ねる同所は、土曜深夜には目抜き通りに人があふれるはずだが、自粛ムード漂う今は人もまばら。空車のタクシーがむなしく通り過ぎるばかりだった。

 某人気バーの店員は「開けている店は、ざっと見て半分以下じゃないかな」。この店員の店も窓を開け換気を良くし、座席を間引いたりして朝まで営業しているが…。

「客数はいつもの土曜の10分の1、売り上げは7分の1ほど。来たのはとにかく酒が飲みたい、はしゃぎたいっていう常連ばかりだった」

 通常営業、営業時間短縮、当分休業と、ママやマスター、オーナーそれぞれが苦渋の決断をしている。

 この春予定されていたクラブイベントは軒並み中止や延期に。今回の緊急事態宣言を機に、営業自粛を決めた店もある。

「ただ、みんなアイデアがすごい。あるエロ系イベントは、コロナ禍の性質を踏まえて60代以上を入場お断りに。トイレットペーパーが品薄の時は、2ロールでドリンク1杯サービスして、集まったトイペを困ってる子に無償提供なんて店もあった」と2丁目関係者。聞けばツイッターでは2丁目の有志をつなぐハッシュタグ「#SAVEthe2CHOME」ができ、心を一つに情報共有を…という動きも始まっているという。

「店子や2丁目の有名人が、客やファンとネット上でオンライン飲み会もやり始めた。こういう時こそ、人と人とのつながりが大事だと思うので」(同)

 いまの日本に必要なのは、こうした“助け合いの精神”なのかもしれない。