感染予防に便利な「コロナマップ」賢く利用するための注意点

2020年04月04日 16時00分

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、コロナ発生・感染状況がわかるというさまざまな「コロナマップ」がネット上にあふれている。一目瞭然で便利だが、見方を間違えるととんだ勘違いを起こしかねない。

 国内では既に新型コロナの感染者は3000人を突破。厚生労働省は先月、感染拡大防止のため、「全国クラスターマップ」を公表。クラスター(感染集団)が発生されたとされる、全国14都道府県26か所を掲載している。

 また、民間会社や一般で作成しているのは各自治体や企業などが公表している感染データをマップ上に落とし込んだもので、より具体的な情報になっている。どのエリアで感染者が急増しているのか、その“ホットスポット”が分かる半面、サイトによっては、よく注意して見ないといけない。

 たとえば千葉県市川市では3日まで、22人の感染者が確認されている。あるコロナマップでは、市川市北部に位置する市川、本八幡駅周辺は真っ赤になっているのに対し、同市南部に位置する行徳エリアは真っ白。あたかも感染者がいないかのように錯覚してしまう。

 各自治体は個人情報に配慮して、感染者の細かい住所までは発表していないため、マップ上でも市内にランダムに感染者を配置しているケースもある。サイトでは「大まかな位置」と説明しているが、見方を間違えれば「行徳の飲み屋は大丈夫だな」と勘違いしてしまうケースがあるかもしれない。

 中国や韓国なら感染者の住所まで公表されていて、個人情報が流出して、それはそれで大変なことになるが、プライバシーに配慮された日本のコロナマップは、あくまで大まかな状況を把握するだけのツールにしておいた方がよさそうだ。