英国が「偽った情報発表し続けた」と中国を非難

2020年03月31日 16時25分

 新型コロナウイルスの猛威が世界を震撼させる中、自らの感染も判明したボリス・ジョンソン首相率いる英国政府が中国に怒り心頭だ。「コロナ危機が終息した際に中国は“清算”が迫られ、“のけ者国家”になる」と政府高官が語気を強めたというのだ。英紙デーリー・メールは29日、英国政府は武漢で感染が爆発的に広がった当初から中国政府は偽った情報を発表し続けたとし、パンデミックに乗じて経済的利益を得ようとしたと強く非難していると報じた。

 同紙によると、英国の専門家は中国での感染者が「公表されている数(約8万1500人)の15~40倍」とみていて、政府による情報統制だとして怒りをあらわにしている。

 英国政府はまた、新型コロナ感染に苦しむ国への支援という形で中国が経済的侵略を図っていると批判。その一方で、世界からの批判をかわすためともとられる“支援外交”が、すでにほころびだらけという現実も露呈している。

 中国の民主化を求めるニュースメディア「大紀元」は、「チェコが中国から輸入した迅速簡易検査キットの80%が不良品で信頼できない」とする現地の報道を紹介。チェコは保健省が10万個、内務省が5万個を購入したが、「オストラバ大学病院で使用したところ、エラー率が80%で、陽性反応が一つも出なかった」というのだ。

 英国は中国通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)と共同で進めている5G次世代通信ネットワーク事業について、同社との契約破棄もありそうだとメール紙は伝えている。

 英国がファーウェイと契約したことについて、トランプ米大統領は激怒したといい、先月のジョンソン首相との電話会談の途中でトランプ氏は怒りのあまり一方的に電話を切ったと伝えられた。

 ジョンソン政権のある閣僚はメール紙に「中国政府が世界経済の破壊をもくろみ、コロナ危機が終わった後で何事もなかったように振る舞うことは決して黙認できない」と指摘。感染終息まであとどれほどの時間が必要なのか予想もつかないが、その時が来たら英国は中国にどう“清算”を求めることになるのだろうか…。

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