政府が「首都封鎖」のシミュレーション開始?

2020年03月31日 16時10分

 東京都の小池百合子知事が30日の緊急会見で改めて新型コロナウイルス感染症について「感染拡大を抑えられるかどうかの重大局面だ」と強調した背景に「近く首都封鎖が行われるからだ」という見方が広がっている。

 政府が緊急事態宣言を出す前段階では、専門家から意見を聞いた上で判断されることが規定されている。政府は現状ではそうした手続きに入っていないが、小池氏は安倍晋三首相に非常事態宣言を早急に決断するよう強く要請したと永田町では伝わっている。

「安倍首相が非常事態宣言を出す判断は、前回の3連休(20~22日)で新型コロナに感染した人が大勢出ていたかどうかが判断基準になるといわれています」(政府関係者)

 政府が4月上旬に非常事態宣言を出すとの情報が飛び交った理由については「3月31日の企業の決算期が終われば、すぐにでも非常事態宣言が出せると考えられた可能性があります」(同)

 しかし政府は首都封鎖に関してひそかに準備を進めていた。国土交通省が鉄道、道路に関し他県からの都市部進入に関するシミュレーションを開始した。

 この日、新型コロナ感染拡大を受けて会見を開いた日本医師会は「(政府に)緊急事態宣言を出していただいて、それに基づいて対応する時期だ」と提案した。

 医療体制については「今ギリギリの段階」と懸念を示した上で、「現状では新たな感染者への対応が可能だが、さらに(感染拡大が)急激になると患者を収容できない状態になる」と警鐘を鳴らしている。