外出自粛要請のなか吉野家奮発「牛丼テークアウト300円」の太っ腹

2020年03月27日 16時00分

吉野家の牛丼

 東京都の小池百合子知事が今週末(28、29日)の不要不急の外出を自粛するよう都民に要請したことを受け、神奈川、千葉、埼玉、群馬、山梨、栃木、静岡の各県も都内への移動をできるだけ避けるよう呼び掛けた。

 都内のレストランでは「25日の都知事会見以後、週末の予約のキャンセルが相次いだ。こればかりは仕方がない」と肩を落とし、臨時休業にする店も多い。

 大手デパートの高島屋は日本橋、新宿、横浜の3店舗を今週末、臨時休業することを発表。若者が集まる「渋谷109」も同様に休館となる。花見のスポットである新宿御苑も27日から臨時閉園を決めた。

 軒並み自粛ムードに突入するが、値引きサービスで気を吐いているのが吉野家だ。27日から31日まで「ご家庭の食事支援」と題し、牛丼並盛(税込み380円)をテークアウトした場合に限り、税込み300円に設定。ほかのサイズも本体価格から一律74円引きでの提供を発表した。

 吉野家では一部店舗を除き、今月10日から学校休業を受け、12歳以下の子供用の食事向けとして、テークアウトの牛丼を300円で最大3個まで提供するサービスを実施していた。

 都の外出自粛要請で、スーパーには食料品を求める客が殺到。棚から商品が消え、食べ物がなくなるのでは?との不安もある中で「お子様に限らず、ご家庭の食事準備にも安定が必要な状況を鑑み、本施策の対象を全てのお客様に拡大します」(吉野家)と年齢、個数制限も設けない太っ腹なサービスに踏み切った。

 松屋でもカルビ焼肉定食や豚肩ロース生姜焼定食を持ち帰りした場合、ワンコイン(税込み500円)での提供を既に行っている。

 ちなみに都や各県が要請している不要不急の外出は、特に用事がないのに外出することを指し、スーパーやコンビニ、その他店舗への日用品や食料品の買い物までも制限するものではない。落ち着いた行動を心がけたい。