【新型コロナ】米でもパニック買い…無法状態想定し銃&銃弾が激売れ

2020年03月11日 16時25分

 新型コロナウイルス感染が急速に拡大する米国でも“パニック買い”により、マスクや除菌グッズ、トイレットペーパーなどが店頭から消え、国民の不安をあおっている。ところがここにきて、米国ならではの“特需”が起きている。

 急激に売り上げを伸ばしている商品とは、銃と銃弾だ。全米ライフル協会の機関誌「NRAエクスプロアー」(電子版)によると、米オンライン銃砲店「ワイドナーズ・リローディング&シューティング・サプライ」では、米国でも感染が広がり始めた2月のある3日間を例に挙げた。同店のサイトへのアクセスと売り上げが前年比で約2倍になった。

 同店のジェイコブ・ロング氏は「これは明らかに最悪のシナリオを考えての備えだ。災害から家族を守るためには、武器の準備も必要だ」と同誌に語った。漫画「北斗の拳」で描かれる、無政府状態で悪党集団が「ヒャッハー!」と弱者から略奪を繰り広げる世界を想定している人が増えているというわけだ。

 全米を対象に販売する同店だが、ロング氏によると、全米一治安が悪いといわれるデトロイト市があるミシガン州からの注文が目を見張る伸びを見せ、同州での売り上げは前年比566%に急上昇。コネチカット州、フロリダ州、ケンタッキー州でも3倍に膨らんだ。

 人気の商品は「.223レミントン」というライフルカートリッジや、「5.56×45㎜ NATO弾」というライフルの銃弾で、前年比で20倍以上というから驚きだ。

 同誌によると、この傾向は実際に店舗を持つ銃砲店も同様だ。ノースカロライナ州ファイエットビルにある「マネー・クイック・ポーン&ガンズ」の店長は「ここ数か月間、拳銃やライフル銃の銃弾の売り上げが伸びているが、特に2月はこれまで最高を記録した。客の多くは新型コロナへの不安と、先行き不透明な大統領選をにらんで買い込んでいるそうだ」と語った。

 何とも物騒な話だ。