コロナ対応中に個人情報“拡散”した群馬・太田市長「失言、舌禍癖」は昔から

2020年03月10日 16時15分

 新型コロナウイルスの感染拡大の余波で、マスク大量出品で謝罪に追い込まれた静岡県議が現れれば、群馬県太田市では市のトップが一般人の個人情報を“拡散”させ、炎上する騒ぎが起きた。

 太田市の清水聖義市長(78)は8日、自身のツイッターで、感染が明らかになった市内の40代女性保育士について、婚姻の有無を記述。2次感染の可能性をアナウンスするため既婚かどうかに触れたようだが、それなら同居人の有無を広報すれば済む話だった。案の定、SNS上では「個人情報を拡散させた!」などと批判が殺到した。

 同市の秘書室は9日、本紙取材に、市にクレームが寄せられていると認め、当該ツイートを「削除した」と回答した。

 清水氏は、安倍晋三首相が臨時休校を要請したのに対し「政府の説明は不合理」などとタンカを切って、市内の公立小学校と特別支援学校は休校にせず、市民から称賛された時もあった。

 しかし、前記のように市内の初感染を受けて一転、9日から市内の公立小学校全26校を休校にした。

 清水氏が個人情報をさらしたのは初めてではなかった。先月、自身のツイッターに、ある事業に関して面会した一般人女性の名前と、あろうことかケータイ番号も記していたのだ。清水氏はこの事業に共鳴し、良かれと思って「電話してみたらどうですか」と。

 ただ、9日に本紙取材に対応した同女性によれば、ケータイ番号のツイッター掲載を許可したかは微妙という。このツイートを見た人物から「電話が複数件あった」と困惑気味に話した。

 この件についても市の秘書室にただすと「対応する」と答え、当該ツイートは削除された。秘書室によれば、ツイッターは普段から市職員がチェックせず、清水氏がつぶやいているという。

 県内の市長の連続就任回数で単独最多を誇る清水氏だが、失言もある。

 2018年8月、消防隊員ら9人が死亡した県の防災ヘリコプター墜落事故について「自爆した。全くお粗末だ」などと発言し、陳謝していた。失言、舌禍癖は昔からだった。