コロナ便乗詐欺・商法にご用心「マスク」「検査」「金」悪質手口が続々

2020年02月29日 16時00分

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、便乗する詐欺、悪質商法が増えている。

 不足するマスクをめぐっては、これまでに不特定多数の携帯電話にSMS(ショートメッセージサービス)で「マスク無料送付します」と送信する詐欺が横行。添付されたURLを開くと偽サイトに誘導され、個人情報やパスワードなどを詐取するというものだ。

 最近では、相談窓口を開設している厚生労働省にも、同省職員を装ったPCR検査をせかす電話があったとの相談が出始めているという。

 その手口は、日本全国で検査態勢が整っていないことを悪用し「費用を肩代わりしますので検査を受けるようにしてください」と言い出し、個人情報を聞き出すというもの。

 厚労省では「ご家庭にそのような連絡をすることはありませんのでご注意ください」と呼びかけている。

 さらには「国民生活センター」のまとめによると、悪質な便乗商法の相談もあるという。

 突然自宅を訪問してきた先物取引業者風の人物が「新型コロナの影響で中国経済がガタガタになっている。金の相場が上がることは間違いない。今申し込めば、高騰する前の金額で金を買う枠が当たるかもしれない。すぐに申し込んだ方がいい」と勧誘してくる。

 同センターは「同様の怪しい投資の勧誘の相談があるが、怪しいと思ったらキッパリと断り、絶対にお金を払ったり契約したりしないように」と注意を呼び掛けている。

 日本を訪れる外国人観光客の相談窓口「訪日観光客消費者ホットライン」には、こんな悪徳商法の相談もあった。

「ツアーで立ち寄った免税店でガイドから『肺をきれいにする効果がある』と勧められ、健康食品を大量に買わされたが、返品したい」

 いずれも新型コロナによる混乱を悪用したもの。パニックが拡大すれば、さらに新手の詐欺、悪質商法が出てきそうだ。