お助け屋が明かす〝おひとり様〟の実態

2012年06月19日 12時00分

 向こう三軒両隣――。昔の常識が死語になった今、誰にも頼みごとができない環境ゆえ、にわかに便利屋が注目を集めている。「お助け本舗」(本社・東京都渋谷区)杉並店代表のタレント坂本一生(41)が世相を物語る実態を明かしてくれた。

 目に付くのは、独り暮らしの高齢者の利用が多いこと。ある女性から「結婚指輪を紛失したので探して」と依頼された際のことを、こう振り返る。

「スタッフ2人を(依頼者宅に)派遣しました。思い出話に花が咲いて作業が進まないんです(笑い)。2日目も見つからず夕飯をごちそうになっていると、スタッフが突然ひらめき台所のぬか床から指輪を発見しました」

 また先月、金環日食が話題を呼んだ際には40代男性から「ある女性と十数年前、金環日食の日に会う約束をしましたが仕事で行けません。待ち合わせ場所に行って連絡先を伝えてくれませんか」と相談された。

 待ち合わせ場所には本当に女性が現れた。

「ドラマのような話が本当にあるのかと事情を聞きたかったが、深く追及しないのが便利屋」と坂本は語った。