韓国やりすぎバッシング!ハリス駐韓米国大使への攻撃止まらず

2020年01月22日 16時15分

 韓国でハリー・ハリス駐韓米国大使(63)への攻撃が止まらない。ハリス大使は文在寅政権が打ち出した北朝鮮への個別観光解禁に対して「米韓間の協議を経た方がいい」と発言し“赤化統一”を目指す文在寅大統領(66)を支える与党「共に民主党」の一部が問題視。しかも、ハリス大使の母親が日本人であることと、口ヒゲに対して「植民地時代の総督みたいだ」というイチャモンまで飛び出している。

 ハリス大使は、在韓米軍の駐留費の韓国側の負担増額問題やホルムズ海峡への韓国軍派遣に関して強硬な姿勢で、一部メディアから反発を買っていた。

 文政権の北朝鮮個別観光に関しても、ハリス氏が「韓国が制裁を触発する可能性がある誤解を避けるためには、南北協力のためのいかなる計画も、米国との作業部会を通じて協議した方がいいと思う」と16日に発言して以来、韓国大統領府が「不適切な発言だ」と遺憾の意を示し、韓国メディアも「主権侵害だ」「内政干渉だ」「国民に謝罪せよ」と厳しい論調で批判している。

 21日の朝鮮日報(電子版)は「元統一部長官、ハリス米大使を『忌避人物』」「進歩系の正義党も『呼び出して謝罪を要求すべき』」と報じた。

 批判はネットでさらに炎上し、ハリス大使はあたかも韓国国民の“パブリックエネミー(民衆の敵)”のように過熱している。

 ハリス大使の母親が日本人であることも一部過激分子の憎悪の感情に火をつけているようだ。与党議員は、大使の口ヒゲを指して「併合時代の日本の巡査を思わせる」「朝鮮総督のようだ」などと発言。これに対して米CNNは「米国だったら間違いなく人種差別とみなされる発言」と報道。米韓の感情的対立は修復不可能なレベルに達している。

 韓国事情に詳しい文筆人の但馬オサム氏はこう語る。

「前任のリッパート駐韓米国大使が親北思想を持つ暴漢に顔を切られて80針を縫う大ケガを負う事件もあって、後任がなかなか決まらず、1年半の空白の後、ようやく赴任してきたのがハリス大使でした。そのハリス氏も反米活動家たちに官邸を襲撃されるなど、自身と家族の身に危険を感じる思いを経験しています。韓国は、日系のハリス氏を大使として派遣したこと自体、米国による嫌がらせだと見ているようですが、果たしてどうでしょうか」

 リベラル派で知られる米民主党オバマ前大統領が李明博・朴槿恵両政権時代に送り込んだ駐韓大使は韓国系米国人のソン・キム氏だった。

 但馬氏は「キム氏の大使就任では、韓国マスコミは“同胞”であるキム氏が故郷に錦を飾ったと大歓迎ムードだったと記憶しています。そのキム氏ですが、父親キム・ジェグン氏も外交官。東京で金大中拉致事件が起こったとき、日本の韓国大使館に公使として勤務していたのが、キム父です。金大中事件が、当時の朴正熙大統領の意をくんだKCIAと駐日韓国大使館によって工作されたものであるのは、もはや公然の秘密ですらありません」と言う。

 この計画を察知した米軍と日本政府の連携によって金大中氏は命拾いし、後に韓国大統領となった。では、なぜ米国は拉致計画を察知できたのか。

「韓国大使館に内通者、ありていに言えば、CIAのスパイがいたということ。そのスパイがキム・ジェグン氏だったといわれています。それを裏付けるように、キム氏は事件後、一家を連れて亡命同然で米国に移住しています。ソン・キム氏はそのとき中学生でした。そのようないわくつきの男を大使として任命したオバマ大統領のほうが、よほど嫌がらせの度が過ぎると言えませんか?」と但馬氏は指摘する。

 いずれにせよ、親北の文政権下で駐韓大使になるということは、命がけの任務と言っても過言ではないだろう。