「飼い犬虐待」70歳男のあきれた言い分

2020年01月21日 16時26分

 福岡市で犬に暴行を加える男性(70)の映像がツイッターに投稿されたのをきっかけに、通報が相次ぎ福岡県警早良署が動物愛護法違反の疑いで、飼い主の男性から任意で事情を聴いている。

 映像は同市城南区で撮影したとされ、17日に投稿があった。小型犬を散歩させていたとみられる男性が、リードで首つり状態にして地面に何度も叩きつけたり、殴ったりする様子が写っていた。インターネット上で拡散され、同署には映像を見た人からの電話が相次いだ。

 動物虐待防止活動をしている地元の団体関係者が男性に事情を聴くと、虐待を認めたため、同署は犬を18日に保護し、男性が暴行していたとみて裏付けを進めている。驚くのは、この男性が一部メディアに「なぜ怒ったのか覚えていない」と語ったことだ。男性は映像に写っているのは自分と10年ほど飼っている犬と認めたものの、散歩中の虐待行為については「自分がやったとすればしつけの一環だろう。やりすぎたという気持ちはある。申し訳ないことをしたと反省している。(警察から)早く連れ帰ってまた一緒に住みたい」と語っている。

 ペットの犬のしつけと暴力はどこまで許されるのか。

 ペットショップ関係者は「ひと昔前は、人間に危害を与える悪い癖のある犬は叩いてでもしつけるべきという考えもあったが、最近は軽いものでも暴力によるしつけはすべきではないとなっている。トレーナー業界も体罰を用いるのは禁止。あまりに凶暴になった場合は獣医による診察のうえで処方薬でおとなしくする方法もある。今回の映像は完全に飼い主による虐待に当たるでしょう」と話している。

 獣医学会も体罰反対を掲げているが、いまだに虐待行為はなくならないのが現状だ。