チキンを食べるのは日本だけの習慣 クリスマスと新年「米では中華料理」の謎

2019年12月26日 16時00分

 クリスマスにフライドチキンを食べるのは日本だけの習慣というのは、意外に知られていない事実だが、米国では近年、なんと「クリスマスとお正月は中華料理」というマカ不思議なトレンドが根付き始めている。

 米FOXビジネスは25日、「中華がクリスマスの伝統料理だったことをグーグル統計が証明」という衝撃記事を紹介した。それによると、昨年のクリスマス当日、米国のグーグル検索で「中華料理」というキーワードが注目指数の最高値100に達した。同指数は2日前は53で、イブは58だった。

 クリスマス翌日に指数は半減したが、新年が近づくに連れて再び急上昇。FOXビジネスによると、クリスマス当日のキーフレーズ検索では「クリスマス当日営業のレストラン」が最も多かったが、「クリスマスに中華料理」と「クリスマス当日営業の中華料理店」がそれに続いた。

 この傾向はニューヨーク州など東部地区で顕著に見られたが、実はこれ、ユダヤ人が比較的多く住む地区だということに関係しているようだ。

 というのも、ニューヨーク・マンハッタンのロウアー・イースト・サイドでは、19世紀末からユダヤ系と中国系の移民コミュニティーが隣り合っていたため、クリスマスを祝う習慣のないユダヤ人が、12月25日に中華を食べることが伝統となったと米ニュースサイト「VOX」は報じている。

 それがユダヤ人コミュニティーだけではなく、近年は米国の多くの一般家庭にまで広まったことがグーグル検索データで証明されたというのだ。

 ちなみに、北米で一般的キリスト教の家庭では、クリスマスに七面鳥やローストハムをメインディッシュに食卓を囲む。

 一方、日本で“クリスマスにはチキン”という習慣を仕掛けたのは日本ケンタッキー・フライド・チキンだといわれている。

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