橋下改革で「動物園無料」廃止

2012年06月14日 18時00分

 子供に人気の動物園も改革だ!! 大阪市は橋下徹市長(42)の意向を受け、市立天王寺動物園の入園料について、市外の小中学生は有料にする方向で検討に入った。

 

 5月下旬に実施された2012年度補正予算に関するヒアリングで、橋下氏は「市民以外にそこまでする必要はない。市外の小中学生に少しでも負担してもらうことが必要だ」と動物園の収支改善を図るため、担当者に入園料見直しを指示した。

 

 天王寺動物園の入園料は大人500円。65歳以上の大阪市民と中学生以下は無料で、入園料を中心とする年間総収入は上野動物園(東京都)の半分の約3億8000万円(11年度)にとどまる。これに対し人件費や施設のメンテナンス費などの支出は約13億円に上り、市は差額の9億円余りを税で賄っているのが現状だ。

 

 料金見直しの時期は未定だが、大阪市は同時に20年度までに約30億円をかけ、ホッキョクグマなどの自然の生態を見せる「極地海洋ゾーン」を整備する方針。料金改定とともに、園のリニューアルで入園者増を目指す。

 

 同じく自治体が運営する近隣の京都市動物園や神戸市立王子動物園は、現在の天王寺動物園と同様に、いずれも市内居住者に限らず中学生以下は無料となっている。

 

 行政運営に民間経営者の感覚を求める橋下市長は「経営者の視点で営業もしながら、あらゆる策を考えてほしい」と園長にハッパをかけた。