“影武者”鈴木宗男氏が悔やんだ“タスキリレー”の失敗

2013年07月27日 11時00分

タスキもなく選挙戦を戦った鈴木宗男氏

 参院選に選挙区と比例代表で合わせて11人の候補者を擁立したものの、当選者ゼロに終わった鈴木宗男代表(65)率いる新党大地が25日、都内で会合を開催。宗男氏が悔やんだのは“タスキリレー”の失敗だった。

 昨年の衆院選敗北で政党要件を失っていた新党大地は、参院選で全国の有効投票総数の2%以上の得票で国政政党としての復帰を目標に据えていた。宗男代表が公民権停止で候補者との選挙活動ができない中、歌手の松山千春(57)が全面的に応援に乗り出し、千春のモノマネ芸人も街頭演説の前座で登場。そして物議を醸した宗男代表と同姓同名の鈴木宗男氏(73)が出馬し駆け回った。

 結果は比例得票率が0・98%にとどまるなど2%に届かなかったが、驚くべきは比例で最多の6万2902票を稼いだのが鈴木氏だったこと。宗男代表への同情票、または本人が出ていると勘違いしてのうっかり票だったかは不明だが“影武者作戦”は一定の成果があったようだ。

 一方で「最大のヘマをした。緊張感が欠けていた」と宗男代表が天を仰いだのは、タスキの不備だった。鈴木氏は公示前日の出馬決定で、名前が入ったタスキや選挙カーを用意する時間がなかった。鈴木氏が街頭演説で「新党大地の鈴木宗男です。全国比例で立候補しました」と呼びかけてもマイクを握っているのは、全く顔が知られていない鈴木氏とあって、聴衆もキョトンとするしかなかった。

「代表がこれまでの選挙で使用した古いタスキはあったのですが(候補者の鈴木氏に)タスキをつけた方がいいと気づいたのは選挙が終わってからでした」(同党関係者)

 宗男代表は「タスキをかけておれば(鈴木氏は)あと10万票は上積みできた」と反省することしきりだった。