又吉イエス氏「最後の選挙戦」って本当?

2013年07月19日 16時00分

 参院選(21日投開票)東京選挙区には20人の候補者が乱立しているが、その中で“唯一神”又吉イエス氏(69・本名=又吉光雄)が、実に14回目となる選挙を戦っている。世界経済共同体党の代表を務める又吉氏は「腹を切って死ぬべきである」「地獄の火の中に投げ込むものである」というポスターの過激フレーズで、ネットを中心に話題をさらっている。本紙は直撃を試みた。

 国政選挙に限れば、9回目の立候補となる又吉氏。独特の主張と言葉遣いがネットユーザーの心をとらえ、特に東京都民にとっては「又吉氏が出なければ選挙じゃない」と言われるほど。一部で今回がラスト選挙と報道されたことで、嘆き悲しむファンもいたが…。

「最後じゃないです。これからですよ。日本の首相を務めて、その後は国連事務総長を務めます」

 又吉氏はラスト選挙説を明確に否定した。しかし、資金難であることは確かだという。

「現金的な資金は底をついています。200万円くらい残っているんじゃないですか。しかし月に活動費などで35万円出ていくので、長くは持たない。でも資産があります。沖縄に土地があるので、それを売って続けたいと思います。やめるということは全くありません」

 又吉氏は沖縄の米軍普天間基地内と外に土地を所有している。基地内の土地から補償金が発生するものの、それだけでは選挙資金を賄いきれないという。

「売るのは基地内か外か両てんびんにかけているところです。早く決めないと、次の選挙に間に合わない。今までは売らない方がいいという判断だったんですが、(土地のある)宜野湾市から2か月くらい前に土地を公有地として購入するという連絡があったんですよ。できればそれに参加してくださいと。そうすると所得税が無税になる。ただ価格がどれだけになるか分からない」

 唯一神として有名な又吉氏だが、個別の政策についてはあまり知られていないかもしれない。街頭演説ではアベノミクス批判に力を入れているが、ほかにはどうなのか。「TPP(環太平洋連携協定)は反対です。これは日本を日本でなくするもの。労働者が国外から自由に入ってきて、国境がなくなる感じになってしまう」「原発については再稼働不可です」

 土地を売ってまで出馬する選挙とは、又吉氏にとって何なのか。

「国政選挙という国会議員を選ぶことは最重要の出来事と思っています。しかし、実は私は選挙を評価していない。選挙をやる人は死に物狂いで大変なんですよ。そこまで無理することがあるのか。将来は選挙をなくしたい。それぞれの都道府県から(国会議員を)推薦していただく。時間をかけてそういうふうに持っていきたい」

 意外にも選挙をなくしたいという又吉氏だが、選挙がある限り出続けるはずだ。