山本太郎氏 円形脱毛症隠さずノーガード選挙戦

2013年07月07日 11時00分

【参院選(21日投開票)】東京選挙区に無所属で出馬している俳優の山本太郎氏(38)が、話も外見も隠し事なしの“ノーガード戦法”で、多くの聴衆をクギ付けにしている。

「政府や大手メディアが触れない本当の話」をテーマに都内各所でのゲリラ演説は、タレント候補というメリットを差し引いても多くの聴衆が群がっている。初出馬した昨年の衆院選では、“脱原発”の一本ヤリだったが、今回はTPPやブラック企業の労働問題まで話の幅を広げている。

 過激過ぎてテレビではオンエアされないと山本氏が苦笑するその中身は「3・11事故前に放射性廃棄物扱いされていた数値の食品を政府は大丈夫といって食べさせているんです。子供の未来を守れない国に税金を払いたくないでしょ?」「TPP参加で儲かるのは多国籍大企業だけ。ブラック企業がスタンダード化され、医療格差で貧乏人は死ねということになる」「『日本を取り戻す』といっている首相が、日本を売り渡そうとしているんです」などなど。

 さらに聴衆の目が点になるのは山本氏の頭部を目撃した時だ。昨年の衆院選前に発症した右側頭部のストレス性とみられる円形脱毛症は面積が広がる一方で帽子は必須だったが、選挙開始と同時に脱ぎ捨てた。「着帽したままでは失礼ですし、役者用のハゲ隠しの黒い粉をかけようかと思ったんですが、やめました」(山本氏)。聴衆から「悩みすぎは良くないよ」と心配の声も掛けられるが、すべてを包み隠さずと主張している以上は、自身の秘め事も隠すわけにはいかない。

「国会に空気を読まないバカが必要だと思いませんか? ただのバカじゃなく、鼻の利くバカです。これほど厄介な存在はいない。国会の中でもっと核心に触れさせてください」と鬼気迫る表情で語る山本氏に聴衆は圧倒されるばかりだ。