台風休業しないせいでブラック企業扱いも…食料難民のオアシスとなったアノ店

2019年10月13日 16時00分

 台風19号が首都圏を襲った12日、都内の繁華街では24時間年中無休が売りの外食チェーン店やコンビニも軒並み休業。ゴーストタウンと化した。

 セブン-イレブンは首都圏と東海で約1000店の計画休業、ファミリーマートは夜までに関東や東海の約2500店で営業を見合わせた。

 外食大手では、すかいらーくが関東を中心に9都県の全店約2000店の営業を休止する措置を取った。吉野家は関東、東海地区を中心に約600店が休業し、大戸屋も首都圏などで200店超が営業を取りやめた。

 一方で、フランチャイズチェーンの中には、本部からの指示のもと、店舗ごとの判断で通常通りの営業を行うコンビニ、すき家などの外食店などもあった。都内某所のミニストップは、電車などの計画運休の影響を受けずに通勤できる店員をかき集め、24時間営業を行った。店員は「昨日(11日)、お客さんが殺到して、水や食料を買いだめしたので、店内の商品棚はガランとしている。前日に買いだめできなかったお客さんが、ちらほら来ている」と話す。他にも「喜代村」が展開する「すしざんまい」は、強風で窓ガラスが割れて飛散しないよう養生テープを貼って、通常営業を続けた。

 過去最大クラスの台風とあって、休業しなかった企業は、ツイッターで「#台風だけど出社させた企業」とのハッシュタグで話題となり、ブラック企業との批判の声も寄せられた。ただ、助けられた人も多い。渋谷のセンター街は軒並み飲食店が閉店している中、唯一営業していたラーメン店は、外国人観光客で満席になった。外国人観光客は「ラグビーW杯の観戦で来日している外国人は多く、行き場がない」と話した。食料難民にとっては、強行営業した店はオアシスになったようだ。