関電幹部に激怒 2度逃げられた!野党の疑惑解明チーム世耕氏も追及へ

2019年10月09日 16時00分

 関西電力幹部が福井県高浜町の助役だった森山栄治氏(故人)から、計3億2000万円もの金品を受け取った問題の真相究明は「早くても年明けになる」との声が野党議員から上がっている。

 関西電力の八木誠会長が8日、辞任の意向を固めたと報じられたが、政界にも波及した。森山氏が筆頭株主とされ、取締役だった福井県高浜町の警備会社「オーイング」と関連会社の「アイビックス」から、自民党の稲田朋美元防衛相(幹事長代行)が献金を受けていたのが1人目。

 さらに、自民党の前経済産業相、世耕弘成参院幹事長も自身が代表を務める資金管理団体「紀成会」が、森山氏が「相談役」として雇用されていた兵庫県高砂市のメンテナンス会社「柳田産業」の社長から2012~15年、計600万円の献金を受けていたことが判明した。

 世耕氏の事務所は8日、「純粋な個人の支援者の方からなされた寄付です」とし、現時点では返金の意向はないとした。森山氏との面識は「全くない」としている。

 永田町関係者は「稲田氏と世耕氏は安倍晋三首相の側近として知られ、閣僚に起用された。稲田氏は、36万円の献金について『違法性はない』としましたが、野党は稲田氏、世耕氏の態度は許されるものではないとみています」と話す。

 立憲民主党などの野党は8日、国会内で開いた「第2回関電疑惑野党合同ヒアリング」で、経産省に出席を依頼した関電幹部が欠席したことに「おかしいだろ!」と激怒した。野党の関電疑惑解明チームは5日、大阪市北区の関電本社に出向いて幹部に面会を求めたが、門前払いを受けていただけに、2度目も“逃げられて”は、当然の怒りといえるだろう。

 野党議員は「関電は第三者委員会を設置して調査検証をこれから行うの一点張りです。調査は年内までに完了の見通しだと悠長に構えている。関電幹部は調査委員会の検証が終わるまで公の場に出て来ない作戦なのだろう」と話している。国会追及は長期戦になりそうだ。