複数の通報…懸賞金はどうなる

2012年06月09日 18時00分

 1000万円の賞金が懸けられていた菊地直子容疑者(40)の逮捕をめぐり、「私も通報していた」と主張する住民が名乗り出るなど、混乱が起きている。一方、懸賞金を設定した警察庁は「〝上限〟が1000万円なので、必ずしもぴったり支払われるわけではない」と説明する。どういうことか。

 逮捕のきっかけとなった通報は3日午前、警視庁にあった「似た女が相模原市に住んでいる」という目撃情報だった。これを受けて捜査員が現地に急行し、本人が認めたため逮捕となった。

 ところが、相模原市の50代女性がマスコミに対して、昨年12月に「なんとなく似ている女性がいる」と神奈川県警に通報したと告白。その際、警察から「証拠は?」と聞かれ、女性が「ない」と答えると、そのまま音さたがなくなったのだという。

 同県警関係者は「事実であればひどい話。署員に確認して回っても、『私が受けました』と名乗り出るのか疑問…」と頭を抱える。同県警は通報の確認に追われているが、この女性の通報が事実なら、1000万円の行方はどうなるのか。

 警察庁広報担当者は「一般論ですが、通報の内容によっていくらになるか決まるので、2人いた場合で100万ずつということもあり得る」と説明。額面を決定する基準は明確になっていないものの、「似ている」という通報だけで〝満額〟とはいかなそうだ。