逃亡のにおいしなかった菊地容疑者

2012年06月08日 18時00分

 元オウム真理教信者菊地直子容疑者(40)が逮捕された神奈川・相模原市の民家に引っ越す前の暮らしぶりが少しずつ明らかになってきた。

 

 菊地容疑者と高橋寛人容疑者(41)は2006年~10年12月まで東京・町田市内のアパートで生活していた。家賃は約7万5000円、間取りは2DKだった。

 

 高橋容疑者はフリーで内装の仕事をしていたため、より印象に残りやすい名前として、本名ではなく離婚した母親の名字「神(じん)」を使用していた。また、菊地容疑者は「千鶴子」ではなく「千津子」と名乗っていた。

 

 2人は約4年暮らしたが、ここでの生活は「逃亡」のにおいをほとんど感じさせなかった。同じアパートに住む男性住民は高橋容疑者、菊地容疑者と友達付き合いをしており、月に1~2回は一緒に酒を飲む仲だったという。

 

 「籍は入れていないと言っていたが、仲の良い夫婦という感じだった。(菊地容疑者は)何の仕事をしているかは言わなかったが、朝出て夜帰宅する生活だった。居酒屋では神さん(高橋容疑者)と自分が焼酎を飲んでいる横で同じのを少し飲んでいた」(男性住民)

 

 2人ともポロシャツやTシャツにジーンズやチノパンといった普通のいでたち。痩せていてもの静かな印象だったが、逃亡犯という気配は感じられなかったという。

 

 2人はこの男性だけでなく、不動産屋や他のアパートの住民を部屋に入れることもあった。

 

 「神さんが、自分たちが住むアパートの外壁工事を請け負ったこともあるし、みんなとメールアドレスも交換していた」(前出の住民)

 

 当然だが、菊地容疑者は運転免許は持っていないと話していたという。

 

 「事業のために手狭になった」という理由で引っ越すまで、2人は近隣に全く違和感を抱かせない生活をしていた。