猪瀬失言、トルコ反政府デモで五輪はマドリ-ド!?

2013年06月13日 16時00分

 2020年夏季五輪の開催地決定まで3か月を切ったが、東京、イスタンブール(トルコ)が“自滅”しマドリード(スペイン)に決まりかねない雰囲気が漂っている。


 ご存じの通り、東京の猪瀬直樹知事(66)は4月末、米ニューヨーク・タイムズ紙で「イスラム諸国はケンカばかり」「トルコ人が長生きしたいなら、日本のような文化を持つべき」などと失言し、世界中から猛批判を浴びた。


 国際オリンピック委員会(IOC)の行動規範では、他の候補都市の批判は禁止。猪瀬知事は謝罪したが、「五輪招致に向けては致命傷になりかねない」などと言われた。


 そんな中、今度はイスタンブールを中心とした大規模な反政府デモがトルコ全土に広まり、イスタンブール市長も「五輪招致に悪影響が出るかも」と発言。一転して東京開催に追い風が吹き始めたかと思いきや、都政関係者の表情は暗い。


「トルコでのデモで、確かに東京が勝つ可能性は上がったが、逆に言えば都知事のトルコ批判さえなければほぼ東京で決まってたはず。ライバル都市の政情不安という有利な材料がありながら招致に失敗したら、完全に『猪瀬発言が敗因』とされてしまい、責任問題に発展しかねない」


 今では“ダークホース”と言っちゃ失礼だが「マドリード有利」などという見方まで出てきている。そもそもマドリードは、2024年がパリ五輪有力と言われているため、「五輪の2回連続ヨーロッパ開催はない」ということで3番手の評価だった。イスタンブールのトルコも欧州だが、こちらはアジアのイメージもある。


「でも2016年のリオデジャネイロ五輪も、決まる前は『2014年にブラジルW杯があるから、2年後の五輪はない』なんて言われてたのにアッサリ覆された。マドリードだって分からないですよ」。前出の都政関係者も気が気じゃない。