航空会社「脱サービス宣言」って何?

2012年06月04日 12時00分

「機内での苦情は一切受け付けません」「丁寧な言葉遣いを当社客室乗務員に義務付けておりません」

〝格安〟航空会社のスカイマークは、乗客へのサービスの簡略化などへの理解を求める内容の文書を、5月中旬から機内に備え付け、話題となっている。

「脱サービス宣言」は、何が目的なのか。

「経費削減に伴う苦情増加に先手を打った」というのが大方の見方。客室乗務員は荷物の収納を「援助しない」と明言して「接客は補助的なもの」と言い切っている。そのため、乗務員同士のおしゃべりも容認。世の男性の多くが好きな制服もなく会社支給のポロシャツでOK。髪形やネイルアートも「自由」とした。これらに対する苦情は、同社のお客様相談センターか「消費生活センター」などに寄せるように呼び掛けている。

 ここまで開き直られると、ある種の爽快感もあるが半面「安全面は大丈夫なんですかね?」と不安をのぞかせるのは、国内出張の多い30代後半のサラリーマン氏だ。そこで毎年50便以上、世界のLCC(格安航空)を利用し「80時間世界一周 格安航空乗りまくり悶絶ルポ」(発売中)の著書で知られる近兼拓史氏に聞いてみた。

「アジアのある航空会社は、一般的に2時間は必要とされる整備を、短い時は40分で済ませ飛び立っています。また、元軍人のパイロットが多い欧州の会社の旅客機は、離着陸が軍用機並みの急上昇急降下で危ないし、怖い」

 まさか、日本のLCCに限って、そんな不安はないと思うが…。