今はマズくない!?キューサイの青汁 人気ラーメン店とのコラボ冷麺のお味

2019年06月20日 16時00分

麺とスープもグリーントマトとキウイも緑色の青汁冷麺

「うー。マズい。もう1杯」の青汁のCMでおなじみの「キューサイ株式会社」(福岡県)が「マズくない」を打ち出したコラボ商品を開発した。

 新商品の名は「キューサイのマズくない青汁冷麺」(税込み1200円)。麺・具・スープのすべてに野菜を使ったベジソバが人気のラーメン店「ソラノイロ」とコラボして、麺とスープに4杯分の青汁を使用した。

「イメージ的に難しい食材だった」と話すソラノイロ店長だが「おいしさの表現にチャレンジした。麺をかむと青汁の原料のケールの味がする」と胸を張る。キューサイのマーケティング統括部の西澤健さんも「食べてもらえたら『まずくない。もう1杯』と言ってもらえると思います」。

 八名信夫のCMの強烈なインパクトによって「青汁=マズい」の印象が日本人にすり込まれてきたが「1982年の発売から品種・土壌改良によって、10年たたないうちに飲みやすくなった。私が入社した2002年にはマズいという印象はなかった」(西澤さん)。

 それでも「マズい」イメージはPR戦略のための大きな財産だ。千葉県の銚子電鉄が発売した菓子「まずい棒」が空前のヒットとなったように、ありきたりな「うまい」よりも「マズい」は人の興味・関心を買う。

 西澤さんは「知名度的には『マズい』は役立っていますが、内心では『マズくないのに』と思ってます(笑い)。そもそも今は『マズい』として送り出していない」という。

 社内的にはいつのまにか「青汁=マズい」を卒業していたわけだ。

 青汁の購買層は60代以上が中心だが、若者への訴求を狙ってインスタグラムのアカウントを開設。青汁を使用した“SNS映え”するメニューを紹介している。

 栄養価が高いのにマズいことで敬遠されていた青汁は、今やおいしく食べられる可能性を秘めている。青汁冷麺は「ソラノイロ麹町本店」(東京・千代田区)で20日から1か月の期間限定発売。