天皇陛下即位パレードのコース決定 自民党本部前を組み入れた理由

2019年05月22日 16時15分

 天皇陛下の即位に伴う10月22日のパレード「祝賀御列の儀」のコースが21日、決まった。

 政府の皇位継承に関する式典委員会(委員長・安倍晋三首相)が決めたのは皇居・宮殿~二重橋交差点~国会議事堂前~国会図書館~自民党本部前~平河町交差点~青山通り~お住まいの赤坂御所のコースで全長4・6キロ。

 前回の代替わりの際、上皇さまご夫妻のときの三宅坂を経由するコース、天皇、皇后両陛下のご成婚パレードの際の半蔵門交差点~新宿通りを経由するコースも検討されたが却下。国会図書館~自民党本部前を通るコースに変更された。

「自民党本部前を通るというのは手前みそにも思えるかもしれないが、首都高の高架下を通る距離が少なくなることで景観が良くなる。両側にビルが立ち並んでいるコースは、警備上の観点からもできるだけ避けた方がいいという判断です」(永田町関係者)

 その厳重警備も課題だ。4月に秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまが通うお茶の水大附属中学校に男が侵入し、悠仁さまの机に2本の刃物を置いた事件、今月2、6日に皇居周辺などに不審なドローンとみられる無人機が飛行していた件など、皇室関連の不安な事案が相次いでいる。

「前回の即位パレードでは大事には至らなかったとはいえ、ゲリラ攻撃など都内で34件の事件が起きた。警視庁は同規模の3万7000人を配備し、ドローン対策としては電波を遮断するジャミング(電波妨害)装置を導入するなど対応する方針」(同)

 天皇、皇后両陛下はトヨタ・センチュリーの新車のオープンカーで30分ほどかけて進行される。最新式で、設計費1400万円、製造・購入費6600万円の特注御料車がお目見えする。

 なお、翌10月23日には即位儀式に出席する外国元首らを招く安倍首相夫妻主催の夕食会が開かれ、狂言師の野村萬斎、歌舞伎俳優の市川海老蔵らが出演することが決まった。