宮崎県で震度5弱 震源地は日向灘 気になる南海トラフとの関連は?

2019年05月10日 16時00分

 また日向灘で…。10日午前8時48分ごろ、宮崎県の宮崎市と都城市で震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源地は日向灘で深さ約20キロ。マグニチュード(M)は6・3と推定される。沿岸で若干の海面変動があるかもしれないが、被害の心配はない。

 震度5弱を観測した地点は、宮崎松橋、宮崎高岡、都城高崎大牟田、都城山之口(宮崎)。

 九州電力によると、鹿児島県薩摩川内市の川内原発に異常はなく、通常通り運転している。航空会社によると、宮崎、熊本、鹿児島の3空港で、滑走路に異常がないか点検中。離着陸に影響が出る可能性がある。政府は首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。

 この日は午前7時43分ごろにも日向灘を震源とする推定M5・6の地震があり、宮崎などで震度3を観測。日向灘を震源とする地震は3月から震度1、2のものが続き、3月27日には震度4が観測されている。震度5弱以上の地震は、2月21日にあった北海道胆振地方中東部を震源とするM5・8(推定)、最大震度6以来とみられる。

 大規模な地震を受けて首都圏ではNHKや民放各局で、通常の情報番組が中断されて地震速報に切り替わった。

 日向灘が震源ということで心配されるのは、将来起こることが警戒されている南海トラフ巨大地震との関連だ。南海トラフとは、駿河湾から遠州灘、熊野灘、紀伊半島の南側の海域及び土佐湾を経て日向灘沖までのフィリピン海プレート及びユーラシアプレートが接する海底の溝状の地形を形成する区域(高知県危機管理部南海地震対策課の文書から)。

 東海、東南海、南海の三つの震源域が連動すればM9級に達し、30メートル超の津波を引き起こす恐れがある。政府は最大で死者30万人以上、経済被害220兆円と想定。一連の日向灘が震源の地震が何らかの関係があるのか気になるところだ。