人気神社の御朱印は1万円で取引 やっぱり出た令和転売に「くたばれ」

2019年05月03日 16時00分

転売屋に目をつけられた御朱印帳

“出るだろう、出るだろう”とひそかにに注目されていたら、やはり出た。改元を記念した神社の御朱印が、早くも高価転売されている。

 5月1日、令和の新時代を迎え、全国各地の神社では、参拝者が「令和元年5月1日」の御朱印を求め、長い行列ができた。しかし、列の中にはいわゆる“転売屋”も潜んでいた。フリマアプリやオークションサイトには、すでに御朱印の出品が相次いでいるのだ。

 令和の出典となった万葉集ゆかりの坂本八幡宮(福岡県太宰府市)の御朱印は1万円の高額で売買が成立していた。となれば“常識的な人たち”からは浅ましい行いを非難する意見が飛び交うことに。

 「売った側も買った側も問題」「罰当たり」といった声に対して、転売屋は「さい銭を電子マネー化した神社だってある。我々は御朱印に価値を見いだした。買う人はその価値に納得して対価を支払った。転売は価値を生み出す行為だ」と話す。

 ネット上の他の意見では「本人が現地に行ってこその価値がある」というものも多く見られる。だが、たとえば東京・世田谷区の桜神宮では「遠く離れた場所から神社の方向を向き参拝する。これを『遥拝』といい、古くから行われてきた」とし、ウェブを利用して参拝する「インターネット遥拝」を打ち出している。「お賽銭」は銀行への振り込みで受け付けている。

 前出の転売屋は「批判の意見はわかるよ。俺だって転売で儲けて気持ちいいわけはない。でも、法律違反しているわけじゃない」という。

 御朱印愛好者は「こういう人がいるから、御朱印をやめる神社が出てくる。転売屋はくたばれ」と怒る。今のところはこの意見が大多数だろう。令和が終わるころ、この意見はマジョリティーであり続けるのだろうか。