5月1日令和へのカウントダウン 渋谷交差点の警備は万全なのか

2019年04月28日 16時00分

 5月1日午前0時以降、平成から令和になる。全国各地で改元イベントが行われる中、最も人が押し寄せると予想されるのは東京・渋谷のスクランブル交差点だ。警視庁は、特別警備本部を設置し、数千人規模で警備に当たる構えだが、どうなるのか。

 昭和天皇の崩御による平成への改元では、国民の間に自粛ムードが漂ったが、今回の天皇陛下の退位に伴う改元は憲政史上初めて。三浦正充警視総監は「皇位継承の儀式が静かな環境で行われるよう全力を傾注し、水を差す事案を発生させてはならない」と幹部に訓示した。

 渋谷のスクランブル交差点は、過去にもさまざまなトラブルがあった。サッカーW杯やハロウィーン、年越しカウントダウンなどで、交差点周辺は、若者を中心に“狂乱の宴”が繰り広げられ、痴漢の逮捕者が出るのは毎度。昨年のハロウィーンでは軽トラックを横転させて、逮捕者も出た。

 また今年の1月1日未明、男が軽乗用車で原宿の竹下通りを暴走し、8人が重軽傷を負った事件が起きた。男は当初、渋谷に立ち寄ろうとしていたが、交通規制で阻まれ、隣駅の原宿に移動していた。スクランブル交差点は絶好のターゲットとされ、常にテロが警戒されている。

 警視庁はスクランブル交差点周辺を機動隊の重点配置ポイントとして、サブマシンガンを携行する銃器対策部隊も出動させる。また無人航空機「ドローン」の悪用も懸念し、網による捕獲に加え、妨害電波で飛行を停止させるジャミング装置も配備するが、年越しカウントダウン時のように交差点周辺の道路を封鎖し、歩行者天国にはしない。

 警備関係者は「ハロウィーンやW杯の時のように、隊員が路上で列を組む警備はしない。人員を配置し、トラブルに対応できるようにはする」と話している。

 10連休真っただ中ということで、地方からも大勢の人が集結すると予想される。バカ騒ぎとなる中、何も起きなければよいのだが…。