文大統領の“ほめ殺し”壁新聞 侮辱罪として警察が捜査開始

2019年04月28日 16時00分

 今月、韓国の反北朝鮮、反文在寅政権の学生運動団体が全国450の大学に壁新聞を張り出した。文在寅大統領の失政をやゆし「南朝鮮の人民の太陽・文在寅大統領」などとほめ殺しにする内容だ。

 どこの国でも、学生が政権を風刺するのはよくある話だが、一部報道によると、侮辱罪に当たるとして警察が捜査を始めたという。

 また、この騒動の少し前、「文在寅(ムン・ジェイン)は文罪人(ムン・チェイン)だ」とSNS投稿した軍関係者が処分されている。

 韓国事情に詳しい文筆人の但馬オサム氏は「いかなる形でも、文大統領を批判する者は、処罰の対象になり得るということです。例の元徴用工判決を決めた最高裁判所の裁判長は、文大統領とはかつての左翼弁護士仲間で、彼の分身といわれた男です。つまり、あのむちゃくちゃな判決は文大統領の意思そのものといってもいい。文大統領がアダルトサイトの閲覧を禁じて若者からはブーイングを浴びたことも記憶に新しいところです。国民の目や耳を口をふさいでいく、いよいよ独裁化、いや北朝鮮化が始まったと見ていいでしょう」と語る。

 文大統領は親北政権で、南北統一を夢見ているともいわれる。統一の前に独裁化が始まったのだろうか。

「是非はともかく、朝鮮民族というのは独裁者に統治させる方がうまくいくのも確かです。いい例が北朝鮮です。3代70年、独裁者に支配され飼いならされてきた人民にはクーデターを起こす気概もありません。戦後韓国で、もっとも発展したのは軍事独裁といわれた朴正熙時代です。とはいえ、独裁者にはカリスマ性が不可欠ですが、文大統領にはそれがまったくありません」(但馬氏)

 では、このまま文政権が北朝鮮の引力にのみ込まれる形での南北統一を果たしたら?

 但馬氏は「おそらく真っ先に粛清されるのが文在寅と彼の側近でしょうね。金正恩がもっとも尊敬する祖父・金日成も権力の完全掌握のために、かつての同志たちを何のちゅうちょもなく次々と粛清していきました。当然ながら、資本主義の害毒に汚れた南朝鮮の親分など生かしておくわけがないのです」と指摘している。