100周年イベントで抗日ミュージカル テロ集団養成していた韓国臨時政府

2019年04月20日 16時00分

 韓国で先日、大韓民国臨時政府の設立100周年の記念イベントの一環として、男性K-POPアイドルを主演に起用した「新興武官学校」という“抗日ミュージカル”が上演された。

 その内容は、臨時政府内にあったと主張する独立軍養成学校「新興武官学校」の卒業生たちが、日本相手の独立戦争に勝利し祖国に凱旋するというもの。もちろん韓国の願望を舞台化しただけのフィクションで、史実とは関係ないだろう。

 韓国事情に詳しい文筆人の但馬オサム氏はあきれてこう語る。「そもそも、彼らが大韓民国の建国神話として心のよりどころにしている上海臨時政府は、どこの国の承認も得ていない名ばかりの臨時政府で、彼らがやったことといえば、時々テロリストを送り込み、爆弾テロを起こすことのほかは、主導権を巡っての権力争いに明け暮れていたのです。到底、日本相手に宣戦布告するような人材も能力もありませんでした」。

 臨時政府内に「韓人愛国団」というテロリスト養成学校を組織し、数多くの殺しのプロフェッショナルを育て上げたのが、臨時政府首相も務めた金九(キム・グ)氏だ。ちなみに金九氏も戦後、李承晩(イ・スンマン)大統領と対立し、暗殺されている。権力闘争は独立後も続いたわけだ。

 但馬氏は「“金九殺人学校”第1号卒業生が1932年1月、皇居桜田門で昭和天皇の馬車に爆弾を投げ、近衛騎兵を負傷させた『桜田門事件』の主役・李奉昌(イ・ボンチャン)。李はその場で捕まり、大逆罪に問われ死刑になった。現在、韓国では李の天皇暗殺未遂事件を“義挙”とし、彼の銅像まで建てられています。そればかりか、三・一運動100周年の今年、李奉昌の墓所を記念公園に整備する計画も立ち上がっています」と言う。

 この事件と同年の4月、上海で行われた天長節式典に爆弾を投げ込み民間人を殺傷した尹奉吉(ユン・ポンギル)も金九氏の教え子だ。