ノートルダム寺院寄付金1000億円超 ディズニー5億円そしてあの会社

2019年04月20日 16時00分

 米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーは18日までに、大火災のあったパリ中心部の世界遺産ノートルダム寺院(大聖堂)の修復に向け、500万ドル(約5億6000万円)を寄付すると発表した。同寺院は、ディズニーのアニメ映画「ノートルダムの鐘」の舞台になった。

 ロバート・アイガー会長兼最高経営責任者(CEO)は17日付の声明で、ノートルダム寺院について、芸術や建築の歴史における貢献の大きさを強調した。

 日産自動車も19日、ノートルダム寺院の再建のため、10万ユーロ(約1260万円)の寄付を決めたと発表した。日産はフランス大手ルノーと企業連合を組んでおり、同国とは近い関係にあるとして「ルノー社員やフランス国民に心を寄せ、再建に貢献したいという考えに至った」と説明した。

 フランスメディアによると、提示された寄付総額はこれまでに8億ユーロ(約1008億円)に達した。技術面での協力を申し出る国も多く、支援の輪が世界中で広がりを見せている。

 尖塔に加え、屋根の大部分も崩落した寺院の修復には莫大な資金を要するとみられ、パリのイダルゴ市長は16日、国際支援を呼び掛けるとともに、市として修復に5000万ユーロ(約63億万円)を寄付する考えを示した。

 高級ブランドグループ「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」(LVMH)と化粧品大手ロレアルは、それぞれ2億ユーロ(約252億円)の寄付をすでに表明。フランスの遺産財団は寺院修復の義援金サイトを開設。賛同者が殺到し、一時アクセス困難にもなった。

 米英など各国もフランスへの支援を表明。ロシアやポーランド、イタリアは、被害調査や修復支援に当たる技術者を派遣する方針。ドイツのメルケル首相も「同国の専門知識や経験を修復に役立てたい」と支援を約束している。