大阪・池田市長の“世襲”に「待った」 足立議員が強調する大阪W選との違い

2019年04月04日 16時00分

冨田氏(左)と足立衆院議員

 大阪・池田市の倉田薫市長(70)が今年12月の任期満了を前に2日、突如辞職届を提出したことに伴う同市長選(21日投開票)で、大阪維新の会の冨田裕樹同市議(42)が3日、大阪府内で記者会見し、立候補を表明した。会見には、国会での歯に衣着せぬ発言でおなじみの足立康史衆院議員(53)も同席した。

 冨田氏は、倉田市長の長男で同市議の晃氏が出馬の意向を示していることに触れ「首長の世襲は聞いたことがない。市民感覚としても、議員としても、これ以上の池田市政の私物化は許せない」と出馬理由を説明。公約に市長報酬30%カット、市の全事業を洗い直し財源を創出すると掲げた。

 冨田氏をバックアップする足立氏は、倉田市長の辞職表明について「統一地方選に合わせる意向があるなら、早く表明すればいい。3月議会が終わってから言い出すのはおかしい」と批判した。

 市長の突然の辞職は大阪ダブル選(7日投開票)での府知事・市長の辞職との類似点を指摘する声も。維新と対立する公明党の辻義隆大阪市議は「この手法がまかり通るきっかけは維新のクロスダブル。親族出馬で身分の継承?」「手法が同じ。対立候補封じの奇策です」とツイートした。

 足立氏は「辻さんが絡んできてますけど、甚だしいレッテル貼りですよ。松井知事や吉村市長は去年の12月には前倒し、選挙に臨む可能性を言っている。池田は昨日ですよ。統一地方選の前半戦も終わり。息子に引き継ぐための極めて狡猾な選挙戦略で、民主主義をないがしろにしている」と一緒にしないでくれと言わんばかりだ。

 維新優勢と伝えられる大阪ダブル選について足立氏は「皆さんの調査通りとちゃう? やってみないと分からんけど、こちらとしても落とすわけにはいかんから」と語った。