新元号「令和」支持率7割に上機嫌 安倍総裁4選への期待と不安

2019年04月04日 16時00分

上機嫌の安倍首相(ロイター)

 安倍晋三首相は3日、都内で行われた国家公務員合同初任研修の開講式で、平成に代わる新元号「令和」に触れ「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、皆さんも行政という分野でそれぞれの花を大きく咲かせてほしい!」と激励した。

 安倍首相は新元号発表後に行われた一部世論調査で国民の7割以上が「好感が持てる」と受け止めたことに上機嫌だという。

 政府関係者は「塚田一郎国土交通副大臣の道路整備をめぐる便宜を(首相らに)図ったと受け取られかねない発言に野党6会派が辞任要求したが、安倍首相はこれを一蹴した。新元号の発表で横ばいだった安倍内閣の支持率も急上昇です。予想以上の令和効果で野党に付け入る隙を与えていません」と話す。

 また、自ら否定した自民党総裁4選については「党内では世論調査で安倍首相の総裁4選に3割以上の有権者が期待していることに注目した。任期満了を迎える再来年までに“ポスト安倍”が出る確率はとても低い。それで二階俊博幹事長をはじめ、党内からは『もう1期!』と声が出ている」と同党議員。

 一方の野党は統一地方選後の後半国会で、安倍首相の経済政策アベノミクスの是非を追及する。

 立憲民主党議員は「安倍首相が予定通りに増税すれば景気はさらに後退します。消費増税に伴い行われる軽減税率の導入にも財源負担が見込まれており、国民に重くのしかかる。安倍首相はアベノミクス失敗を認めて退陣するべきです」と訴えた。

 安倍首相は「令和」に変わる後半国会で、野党の厳しい追及にどう対峙するのか。