元号の最終候補知り三谷英弘議員は冷や冷や

2019年04月03日 16時20分

「令和」に決まった新元号を巡っては、最終候補になった他の5つの案でも泣き笑いがあった。中でも「英弘」が選定されていたら、物議を醸していたかも!?

「令和」「英弘」「広至」が日本の古典からの出典(広至は中国古典も由来)で、安倍晋三首相が国書にこだわっていた点から事実上、3案に絞られていたとも言える。

 さらに、新天皇が即位すると秋篠宮さまが皇位継承順位1位の「皇嗣(こうし)」となり、「秋篠宮皇嗣殿下」となる。「広至」は読みが同じになってしまうため、無理筋な案だった。

「英弘」は最も惜しかった候補ともいえるが、新元号の発表後に最終候補に入っていたことを知って「冷や冷やしました」と振り返るのは自民党の三谷英弘(ひでひろ)衆院議員(42)だ。

 もし選定されていたら“ミスター元号議員”となって、光栄なところだが、三谷氏は神奈川県が地盤で、菅義偉官房長官のグループに所属する議員で知られる。安倍首相の「安」の字が入るのではないかと騒がれたが、「英弘」では、三谷氏の名前そのもの。あらぬ波風が立つところだった。

 政府は元号案の条件の一つに俗用されていないことを挙げていた。「英弘」を菅官房長官が三谷氏の名前であるのを知らなかったワケもない。

 また、新元号「令和」も早大政経学部長の川岸令和(のりかず)氏と同じ名前で、有識者懇談会では鎌田薫日本私立大学団体連合会会長(早大前総長)、臨時閣議では川岸氏と同窓だった世耕弘成経産相が気付いていたほどで、人名は俗用の対象外だったとの解釈もできるようだ。

「英弘」が最終案に残ったことで今後、元号に選定される可能性は逆に低くなったともいえる。

 三谷氏は「将来、自分の名前が選ばれることを期待するより、この世界で認められ、元号を発表できる側になりたい」と語った。ちなみに三谷氏の出身高校は「栄光(えいこう)学園」だ。

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