新元号にネット上でイチャモン続出

2019年04月02日 16時29分

「平成」の改元手順を踏襲するとしながらも安倍晋三首相が菅義偉官房長官会見の後に自ら会見したことで、“安倍改元”ともいわれた今回の改元劇。批判派もヒートアップした。

 まずかみ付かれたのが出典だ。「令和」は約1200年前に編さんされた万葉集の梅花の歌である「初春令月、気淑風和」から引用された。元号はこれまで中国古典(漢籍)から引用されてきたが、日本の古典からは初となる。

 これに物言いが相次いだ。「令和」は万葉集ではなく、中国・後漢時代(100年代)の科学者である張衡の「帰田賦」の中で「仲春令月、時和気清」とあり、万葉集もこれを引用したとみられる。要は出典をたどれば、中国古典であるというワケだ。

 ネット上ではカンカンガクガクで、出典の訂正どころか、「元号を差し替えろ」との過激な意見も出たが、救いの手を差し伸べたのは意外にも野党だった。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は「(張衡の帰田賦も)典拠としているなら、漢籍に基づく伝統も維持しており、よく考えられている。誰が発案者か知らないが漢字文化圏を俯瞰するスケール感で感嘆する他ない」とSNSに寄せた。

 何がなんでも政権批判したい派はこんなイチャモンも。「令和」はアルファベット表記で「REIWA」となり、「Return to the Era of Imperialism With Abe」(安倍首相とともに帝国主義に戻そう)の略語と解釈できると大騒ぎだ。

 また社民党の又市征治党首は「『令』は『命令』の『令』であり、安倍政権の目指す国民への規律や統制の強化がにじみ出ている」との談話を発表。これには「令の字を名前に使っている人にあまりに失礼」「令の字を含む子供がかわいそう」と批判が相次いだ。

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