北区長選出馬の音喜多都議“爆弾公約” 住民投票で「北区」が「飛鳥区」になる?

2019年03月29日 17時00分

区名変更を公約に掲げた音喜多氏

 東京都議の「あたらしい党」代表・音喜多駿氏(35)が28日、来月14日告示、21日投開票の北区長選への出馬を表明した。北区の知名度の低さを憂う音喜多氏が掲げたのが名称変更の爆弾公約。新区名はどうするつもりなのか?

「戦後初の40代での総理を目指す」と宣言していた音喜多氏が選んだ道は区長選だった。北区長選は、現職で全国の区市長で最年長の83歳となる花川与惣太区長が5期目を目指し、出馬。現時点で対抗馬は共産党推薦候補しか立っていなかった。

「高齢多選が必ずしも悪いとはいわないが、弊害が出ている。都政の問題が山積する中で去るのは断腸の思いで、苦渋の決断だった」と音喜多氏は任期途中で投げ出すことをわびた上で、区政改革こそが都政や国政につながると強調した。
 北区はこの15年で人口増加率で23区中22位。高齢化率は1位で、若年層の流出が止まらない。拍車をかけているのが北区の知名度だという。

 音喜多氏は「どこにあるのか分からない区で堂々の1位。さいたま市にも北区があって、(東京の北区で)出前を取ったらさいたまに行ってしまったと笑えない話もある。北区は全国に12か所もある。この名称で良いのかを含めて、考え直すきっかけをつくりたい」と、当選したあかつきには、区の名称変更を住民投票ではかりたいという。

 北区は文字通り東京の北部に位置し、区内には王子、赤羽、田端、十条などJRの主要駅があるが、埼玉県と勘違いされるエリアも多い。音喜多氏は新区名について、公募や有識者会議で決定すべきと私案の公表は控えたが、地名の知名度でいえば「赤羽区」「王子区」あたりか。また桜の名所である飛鳥山公園から「飛鳥区」も有力視される。

 ちなみに音喜多氏といえば、小池百合子都知事を支え、「犬」とまでいわれたが、反旗を翻した過去がある。この日、都議会の廊下で小池氏に辞職を報告したところ「ハイ、頑張ってください」と案の定のつれない一言。区の名称変更届を小池氏の元に届ける日は来るのか。